P・T・バーナム

今回ご紹介するのはアメリカ生まれの興行師P・T・バーナムです。

彼はどんな人物なのかというと、サーカスを設立したことで有名であり、彼の言う愉快なホラ話も人気の1つである。

バーナムはもともと商店主だったが、当時のアメリカで人気を極めていた宝くじブームに浮かれ事業を失敗してしまう。

その後ニューヨークに移り住み興行師としての人生をスタートさせることとなる。
この時は黒人奴隷の『ジョン・ヘス』という女性を買い取って見世物にするという今では考えにくいような方法でスタートさせ、この女性がなくなるまでの間5年ぐらいアメリカでの巡業を成功させた。

一時期不振に陥るがニューヨーク、ヨーロッパで巡業を行いながら活躍し続けたとされている。
公演を行うには客引きがとても重要であり、彼のアイデアやその巧みな宣伝力が数多くの巡業を成功させた要因の一つになるのではないだろうか。

そして、1970年代になりそれまでは馬車での移動だったが団体の規模が拡大していくに伴いサーカス初の興行列車を立ち上げ世界中を駆け巡った。
このサーカスの一番の見どころはバーナムがロンドン動物園から買い取ったアフリカ象のジャンボだったとされている。

現在ではサーカスに象はつきものとなっているがもしかするとバーナムのこの時代に生まれた興行シーンなのでしょうか。
バーナムが生前残した言葉の中には、「他人に頼らないこと。周囲の人を頼りすぎないことである。自分の成功は、自分でしか築き上げられない」「理想に走りすぎないこと。希望を持つことは重要だが、理想を追い求め過ぎて失敗した人は、数え切れない」などたくさんの名言を残している。

このような興行を大成功させた興行師の格言は多くの方々の夢への後押しにもなるのではないでしょうか。

事業を行いたい人、いま現在行っている人、これからなにか夢にチャレンジしてみようかなと考え中の方などぜひバーナムの格言を参考にしてみてはいかがでしょうか。