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道化作家むらいこうじ氏とはどんな人物か!?

道化作家むらいこうじ氏とはどんな人物か!?

皆さんは、「道化作家」という言葉を聞いたことがありますか?世の中には様々なジャンルの作家がいます。ミステリ作家(東野圭吾氏など)や純文学作家(村上春樹氏)は多くの読者に馴染みがあるかと思いますが、道化作家なんて聞いたことがないという方も少なくないでしょう。そこで、今回の記事では、道化作家として有名な「むらいこうじ氏」を取り上げます。

■むらいこうじ氏の略歴
道化作家のむらいこうじ氏は、戦時中の1941年に東京で生まれ、写真家として広告業界でキャリアを積んだ方です。APA奨励賞、毎日新聞広告賞など多数の賞を受けた後、彼はヨーロッパに遊学します。ヨーロッパで道化(クラウンとピエロ)の制作を開始し、帰国後に、ピエロ専門店「ピエロ・ド・ピエール」を設立して主宰しました。

1977年、初めてのオルゴール作品「ダンシングクラウン」が世界的なヒット商品となり、その後にデザインされた商品は、アメリカやヨーロッパを始め世界20ヶ国以上で販売されています。

TBS水曜ロードショー日本信販・丸井・資生堂サントリーなど多くのテレビCM制作に参加し、その独特の表現力は高い評価を得ています。また、パントマイムの巨匠マルセル・マルソー氏と「ダンシングBIP」を共作し、映画監督フェデリコ・フェリーニ氏に一連の道化制作の仕事を認められ、イタリア演劇博物館にポスターが収蔵されました。

1994年には、ロンドンギフトショーでベスト・オブ・デザイン賞を受賞。日本赤十字社の2004年度のカレンダーを制作。2006年には、河口湖音楽祭「真夏の夜の夢」の演出・美術を手がけています。

むらいこうじ氏は、道化をテーマに絵画・イラスト・写真・舞台美術・オブジェ・オルゴール・演出などジャンルを越えた活躍を続けており、その独自のスタイルは各界で非常に高い評価を受けています。

■むらいこうじ氏の展覧会
むらいこうじ氏は、1977年に「銀座ミキモトギャラリー」で開催した初めての展覧会を皮切りに、1980年には全国主要都市のミキモトギャラリーの巡回展を開催しました。その後、2000年代に入ってからも、東京・銀座やフランス・パリなどで数々の展覧会を開き、好評を博しています。

特に、2002年に松屋銀座美術サロンで開いた『写真と道化 むらいこうじの表現展』や、2007円に横浜人形の家で開いた『オルゴールの中野道化たち展〜30年間の仕事とその舞台裏〜』は、彼の道化作家としての仕事ぶりを観られる貴重な機会として、多くのファンを楽しませました。

■むらいこうじ氏の道化との出会い
むらいこうじ氏は、まだ若かったある日、カメラマンとしての取材で訪問したフランス・パリで、小さなフランス人形と出会いました。その人形の撮影に没頭する中で、「物」の持つ魅力に惹かれた彼は、人形を作り、絵を描き始めます。その時に作った人形や絵画は、特に理由もなく道化だったのです。

彼はこのように言っています。

「太古の昔から現在まで、人間の存在する所には必ず道化も存在すると云われている。歴史的に見ても、道化は文化・芸術に多大な影響を与えてきた。そして私達一人一人の心のなかにも道化的なものが存在する。そんな彼らにこれからも魅力はつきない」(むらいこうじ氏の公式WEBサイトより一部抜粋し引用)

彼が今後、道化をどのように表現していくのか、とても楽しみです!