「道化師達のイラク難民支援」

2007年6月20日のニュース

世界には、パフォーマンスを通して難民の子供達を支援している人達がいます。
バクダッドの道化師達もその一例です。

2007年6月20日、彼らはダマスカスでイラク難民の子供達に向けて芸を披露しました。
UNHCRと国境なき道化師団の協力によって行われた試みは、見事に成功。
拷問や暴力の記憶に苦しめられている子供達の顔には、あどけない笑顔が浮かびました。
楽しい時間は、時に傷ついた心を癒すことができるのです。

しかし、彼らがパフォーマンスを披露するのにはもう一つ理由があります。
今日明日を生き抜くことに懸命な子供たちに、勉強の大切さを教えることです。
道化師達はパフィーマンスを終えた後、イラク難民の子供達の声を聞いて回りました。

中には勉強よりも物乞いに時間を割かざるをえない子供達もいたそうです。
抱えている問題の重さはそれぞれ違えど、少しでも軽くできるように道化師達はパフォーマンスをしています。
それもまた、難民支援の一つの形なのです。