『クラウンとピエロの違い』

あなたは「クラウン」と「ピエロ」の違いをご存知ですか?

クラウンもピエロも日本語訳すると「道化師」となりますが、日本人にとって前者はあまり聞きなれない単語かもしれません。

派手な衣装を着て顔を白く塗ったコメディアンを見ると、大半の人がピエロだと認識します。

しかし厳密に言うとクラウンとピエロは異なり、ピエロはクラウンの一種とされているのです。

さて、具体的に何が違うのでしょう。

クラウンとはのろま、ふざける、ばかという意味で、18世紀にイギリスのサーカスで生まれたと言われています。

曲芸と曲芸の間に、つなぎ役としてお客様に芸や司会を披露していた役者が自らクラウンと名付けたのだそうです。

ではピエロは何をするのでしょう。

実際、お客様を楽しませるという意味ではクラウンと役目は変わりません。

しかしピエロは目の下に涙マークを描き、クラウンよりもバカバカしい芸を披露します。

場に笑いを提供しながらも涙を流す様子はなんとも不思議なものです。

ピエロはサーカスだけではなく、喜劇芝居にも登場することもあります。